【tdr1815】タワー・オブ・テラー“瞑想の庭園”に並ぶ女神像

ディズニーシーの中でも高い人気を誇るアトラクション「タワー・オブ・テラー」

呪いの現場となったホテルは事故当時の様子を残しており、その重々しげな空気とオーナーが集めた美術品が放つ怪しげな雰囲気に包まれています。

「アトラクションも怖いけど待ってる列も怖い」という人もいるほど。

さて、そんな恐怖のホテルには様々な彫像が並ぶ庭園があります。

ここは普段封鎖されており、混雑時にしか解放されない上、解放されても行列でよく見ることもできない場所。

そのため、あまりちゃんと見たことが無い、と言う方も多いかと思いますが、今回はこの中にある女神の彫像を紹介したいと思います。

庭園は2つある
庭園と言っても、実はふたつに分かれており、手前が“瞑想の庭園”、奥が“インドの庭園”になっています。

“インドの庭園”にも彫像がありますが、今回紹介する彫像があるのは“瞑想の庭園”の方です。

世界各地の女神像
瞑想の庭園には世界各地から集められた女神像が並んでいます。

1:古代カンボジアの女神像
(髑髏飾りを肩からかけ、左腕を挙げてポーズをとっている彫像。表と裏で美しさと醜さ、ふたつの顔を持っている。女神カーリー像)

2:古代ギリシャの愛の女神像
(欠けた頭を手に持っている彫像。女神アフロディーテ像。庭園内にある絵からホテルオープン時は破損していなかったことが解る)

3:インドの女神像
(腕が四本ある彫像。女神ターラー像)

4:ドラゴンを抱える女神像
(両手で小さなドラゴンを抱えている彫像。聖アーデン像)

5:古代ローマの裸像
(といっても、足しか残っていない。貝の上に乗っているので女神ヴィーナス)

6:ペルシアの翼の生えた女神像
(獅子の体躯に羽が生えたスフィンクスの彫像。ペルシアのスフィンクスは髭を生やした男性がスタンダードで、女性像は珍しいのだとか)

7:ヴェネツィアの像
(女性の顔に獅子のような体を持つスフィンクスの彫像。2体が向き合うように並んでいる)

8:アステカの戦いの女神像
(剣を両手に持った彫像。モデルは不明)

これだけの女神像が集められているとは、流石ハリソン・ハイタワー三世。
美術品の収集癖はとんでもないレベルですね。

隠れ彫像
実は植物に埋もれる形でもう一体彫像が潜んでいます。

それはコブラを持つクレオパトラ像。横に倒れ、草の中に隠れてしまっています。

クレオパトラはコブラの毒で自殺を図ったと言われているので、コブラを持っているのでしょう。それにしてもなぜ、横に倒れてしまっているのでしょうね。

ここはハイタワー三世が瞑想にふける場所
ペルシアの翼の生えた女神像の台座には、ハイタワー三世の名と共に以下の内容が刻まれたプレートが打ちつけられています。

GADEN OF REFLENCTION(瞑想の庭園)
Come share this tranquil bower where i have oft unshouldered my great burden to pausein quiet reflection.
(私が肩の荷を下ろし、思いに耽る為に何度も立ち止まったこの静かな木陰を共有しよう)

プレートの内容から、この庭園はハイタワー三世が物思いにふけって、考えるたびに訪れていた場所のようです。

あの傲慢なハイタワー三世が物思いにふけるのか、という疑問もありますが、意外と人間臭いところもあったのですね。

以前は見学ツアーで入ることが出来たものの、現在は混雑時のみしか入れない瞑想の庭園。

もし、入る機会がありましたら瞑想に耽らず、じっくりと見まわしてみてくださいね。

関連記事

ページ上部へ戻る