【tdr1042】「タワー・オブ・テラー」がハンマー型の理由と真実

「ディズニーシー史上最恐」の異名を持つ、フリーフォールアトラクション「タワー・オブ・テラー」

東京ディズニーリゾートの中で一番高い場所から落下することで、他のアトラクションでは味わえない恐怖とスリルを体験することが出来ます。

さて、今回はそんなディズニーシーでも人気の絶叫アトラクション「タワー・オブ・テラー」の形についての話。

タワー・オブ・テラーもといホテルハイタワーは、お土産屋(タワー・オブ・テラー・メモラビリア)があるイスラム様式の「カリフスタワー」と、それと対になるように大邸宅を挟んだムガール様式の「インディアンタワー」、そして奥にハンマー型をしたビクトリア様式の「グレートタワー」と、3つのタワーから成り立っています。

そして、この「グレートタワー」の側面に対して左右に張りだした最上部(12~14階)は右側約3分の2は全てハイタワー三世の部屋なのですが・・・何故、このような形になったのでしょうか?

1892~1899年、開業から閉鎖されるまでの8年間、詠歌を極めたホテルハイタワー。その形は、大富豪であり探険家、そして世界文化遺産の熱狂的コレクターであったオーナー「ハリソン・ハイタワー三世」の富と権力とエゴを象徴するものでした。

公式東京ディズニーリゾートブログが公開したホテル建築に関する資料の一部によると・・・

「このホテルの最も大きな特徴のひとつは、建物の側面に見られる2つの張り出し部分である。これは、ハイタワー三世が自分のホテルを、あらゆるものを打ち砕くことのできるハンマーを連想させる形にしたかったためだと言われてきた。しかし、張り出し部分が造られた本当の理由は、建物がほとんど完成してからハイタワー三世が自分の部屋を拡張したくなり、そうするための唯一の方法が部屋の端を張り出させることであったというものである。建物がアンバランスにならないようにするため、張り出し部分は反対側にも付け加えられた。」

と書かれています。(抜粋元URL:http://www.tokyodisneyresort.jp/blog/140224/)

つまり、「タワー・オブ・テラー」は「ただ自分の部屋を広くしたかった」から、あのようなハンマー型になったのです。

権力をふるい、欲しいがままにしてきたオーナーの性格を形にしたという表向きの理由もそうですが、どちらもハイタワー三世のエゴと傲慢さたる性格にピッタリのバックストーリーですね。

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