【tdr0531】東京ディズニーシーはお得!レイジングスピリッツ誕生秘話
東京ディズニーシー初の追加アトラクションとして2005年7月21日、ロストリバーデルタにオープンしたローラーコースターアトラクション「レイジングスピリッツ」
東京ディズニーリゾート初の垂直360度ループが設置されたことから「怒りのループコースター」とも呼ばれ、最速時には時速60キロも出るスリリングなアトラクションです。
この「レイジングスピリッツ」が設置されているのは実は2か所だけで、東京とパリにしかありません。
本場アメリカのディズニーパークには何故ないのでしょうか?
そもそも、「レイジングスピリッツ」はディズニーランド・パリにあるアトラクションが原型でした。
その原型アトラクションには更に原型があり・・・
アナハイムのディズニーランドにある「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー」を元に製作されたアトラクション「インディ・ジョーンズと危難の魔宮」が「レイジングスピリッツ」の原型なのです。
・・・なんだか少し分かりづらいですね。
ディズニーランド・パリは元々「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー」のようにオーディオアニマトロニクスを駆使したコースターアトラクションを導入したいと考えていました。
ところが、資金の問題で予算を大幅に削減しなければならず、屋外型コースターへと計画を変更せざるを得なかったのです。
それが「インディ・ジョーンズと危難の魔宮」でした。
そして360度ループを引っ下げた、スリリングで魅力的なアトラクションに変貌を遂げると、今度は東京ディズニーシーが「インディ・ジョーンズと危難の魔宮」を導入したいと名乗り出たのです。
ところが、この時すでに東京ディズニーシーには「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」がありました。
このため、「インディ・ジョーンズと危難の魔宮」の名称と物語を変更し、「レイジングスピリッツ」という名でオープンすることになったのです。
とはいえ、アトラクション内容や外観は同じですから、「ロストバリーデルタに2つのインディ・ジョーンズのアトラクションがある」状態になりました。
先述したとおり、「レイジングスピリッツ」は東京とパリにしかありませんし、「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー」は東京とアナハイムにしかありませんから、ある意味とても贅沢な状況と言えますね。