【tdr1742】両パークにある“カエルの広告”に意外な人物名が
東京ディズニーランドのアドベンチャーランドに、「コーラルランディング・マーカンタイル」と呼ばれるダイニングエリアがあるのはご存知でしょうか。
「チャイナボイジャー」や「ボイラールームバイツ」などで購入したものを食べることが出来る場所で、壁には多くの広告やステッカーなどが貼られています。
その広告の中に、カエルのイラストがあるのはご存知でしょうか?
結構リアルなカエルが大きく描かれた広告には・・・
FROG IN YOUR THROAT(あなたの喉のカエル)
10¢ ALL DRUGGISTS(10セント 全ての薬局で)
〈※カエルのおなかに〉Stops that tickle!(むずむずを止める!)
Greatest Cough&Voice Lozenge on Earth(地球上で最も優れた咳&声トローチ剤)
と書かれています。
内容をご覧の通り、こちらは咳止めトローチの広告なのですが、実は少しデザインが異なる広告が東京ディズニーシーにも存在します。
その広告があるのは、アメリカンウォーターフロントのエレクトリックレールウェイ乗り場脇。
公衆電話が置いてある、水飲み場スペースの壁にカエルの広告がどんと貼られています。
内容は以下の通り・・・
FROG IN YOUR THROAT(あなたの喉のカエル)
〈カエルのおなかに〉10¢(10セント)
FOR COUGHS & COLDS(咳と風邪に)
ASK YOUR DRUGGIST.(薬局でお尋ねください)
PRINCE CHARMING COUGH DROPS(プリンスチャーミング咳止めドロップ)
内容はほぼ同じですが、トローチから飴になっていたり、商品名に映画「シンデレラ」に登場するプリンスチャーミングの名前が使われていたり、異なる点もチラホラ。
アドベンチャーランドは西部開拓時代(1860~1890年ごろ)を描いた、ウエスタンランドよりも前の時代設定。
アドベンチャーランドにあるアトラクション「スイスファミリー・ツリーハウス」の原作小説は1800年前後を描いたものですから、アドベンチャーランドの広告は1800年代ぐらいのものと考えてよいでしょう。
一方、アメリカンウォーターフロントの時代は1912年。
約100年後にトローチから飴へと姿を変えた・・・というわけです。あくまで推測にすぎませんが。
二つのパークに存在する時代の異なる広告・・・
細か過ぎて気にもならないであろうこんなところにも、関係を持たせてくるディズニーの演出は流石ですね。