【tdr1437】防災意識が高いディズニーランド&ディズニーシー「ゲスト参加型防災訓練」とは?
東京ディズニーリゾートでは消防設備の点検・整備の他、防災担当の専門部署が一日三交代24時間体制で火災などの異常が発生していないか監視や、キャストによるゲストの避難誘導、消火活動を適切に行うための教育・訓練を定期的に実施しています。
またディズニーランド・シーでは地震などの災害や他非常事態に合わせた措置手順はマニュアル化され、区画を分けた年4回の総合防災訓練、建物ごとに計画された年間約150回もの防災訓練を実施。つまり2日に1回以上は何処かで防災訓練をしている計算になります。
これだけでも素晴らしいことですが、ランド・シーでは一般人が大勢いる災害を意識し、開園前あるいは閉園後に「ゲスト参加型防災訓練」を実施しています。
といっても、本当のゲストではなく“従業員(キャスト)の家族をゲスト役”とした訓練。キャストとは違い、マニュアルなどは知らない家族を参加させることで、よりリアルな防災訓練をしているのです。
2015年度は約2,100名のゲスト役が参加し、訓練を行ったとのこと。
こうした防災訓練の積み重ねがあったからこそ、東日本大震災時に“神対応”と称賛されたのですね。