【tdr1308】偽ディズニー狩りに周辺企業の閉鎖・停止・・・中国政府の行ったサポートとは
2016年6月16日、世界で6か所目、中国本土初のディズニーリゾート「上海ディズニーランド」がオープン。中国本土からは勿論、海外からのゲストも訪れ、日々賑わいを見せています。
さて、中国と言えば、これまで“偽ディズニー”が問題視されてきました。
偽ディズニーグッズが当たり前のように存在し、偽ディズニーランドのようなものまで・・・
こうした中、上海ディズニーランドの経済効果に期待を寄せている中国政府は“偽ディズニー狩り”を決行。ディズニーの商標を守るために偽グッズ・海賊版商品の摘発を強化し、排除する動きがとられました。
また、上海ディズニーリゾート付近の空気を清浄化するため、周辺の工場系企業153社を閉鎖・無期限の営業停止とするなど、少し行き過ぎたサポートも実施。インフラ面ではリゾートへの地下鉄を伸ばす等、中国政府全面バックアップの元、開園へと至りました。
もともと中国へのディズニー進出計画は1990年代から進められていたのですが、米国文化の影響増大を懸念した中国政府の意向もあり、実現までに約20年を要した上海ディズニーリゾート。
今後どのような経済効果をもたらすのか、見ものですね。