【tdr0937】ミッキーマウスはデビュー当時、素手だった?
ミッキーマウスのトレードマークといえば、赤いパンツに黄色い靴と“白い手袋”ですよね。
どんなときでも必ず着用しており、外すことは殆どありません。
もはや、あの白い手袋はミッキーマウスと一体化していると言ってもいいぐらいですが、実はデビュー当時には白い手袋はしていませんでした。
ミッキーマウスがスクリーンデビューしたのは1928年11月18日に公開された「蒸気船ウィリー」で、このときの彼は素手でした。
それから4作目までの間、素手で描かれ、1929年3月28日に公開された5作目「ミッキーのオペラ見学」から手袋を着用し始めました。
デビューから僅か4ヶ月あまりでデザインが変更された裏には、ミッキーを擬人化させる狙いがあったと言われています。
同じ犬のキャラクターであるプルートとグーフィーの例を見ても、四足歩行で話すことが出来ないプルートは手袋をしていませんが、人間のように振る舞い、話すことが出来るグーフィーは手袋をしています。
ただのネズミではない、ということをデザイン化するために手袋を着用し始めたミッキーマウス。
手袋をした姿に見慣れた今、素手のミッキーを見たら違和感を覚えてしまいそうですね。