【tdr0630】アウト?セーフ?かなり危ない駄菓子のパッケージ

ありとあらゆる著作物に発生する財産的権利、著作権。

その権利を持つ者・会社が自由に使用でき、それ以外は許可なく使用することが禁じられています。

様々な取り決めがあり、それに則って権利を主張しているものなのですが、人気キャラクターなどの場合、「無断使用」や「偽物の流通」といった著作権侵害が多く行われているのが現状です。

数多くの人気キャラクターを保有するディズニーも著作権侵害に悩む企業の一つとして知られていますが、取り締まりに厳しいことでも有名ですね。

その厳しさは、子供の落書き一つにディズニーが乗り出した、なんて噂がたつほど。

それほどまでに厳しいのも、ひとえに人気キャラクターがいるからこそ。

もしも、その人気キャラクターを無断でパッケージに使用しようものなら・・・とんでもない賠償額を請求される可能性もあります。

あるいは、あきらかにディズニーキャラクターをパクったようなキャラクターでも、訴訟問題に発展することも考えられます。

そんな著作権に厳しいディズニーに喧嘩を売るような事態が過去に日本で起こりました。

実は「ミッキーマウス」そっくりなキャラクターが描かれた駄菓子が販売されていたのです。

その名も「たこぶえ」

名古屋の福寿製菓舗株式会社で販売されていた駄菓子で、パッケージには耳のないミッキーの顔にタコ足が4本生えた奇妙なキャラクターが描かれていました。

1980年代、雑誌「宝島」の読者投稿コーナー「VOW」に投稿されたことをきっかけに有名となった「たこぶえ」ですが、一体どんな駄菓子なのか、定かではありません。

当の販売元に問い合わせても資料がないためか解らず終いで、巷では「ガム」か「飴」と言われている始末。

とかく、「たこ」とは関係ないそうです。・・・そもそも「たこ」にも見えませんけどね。

ミッキーマウスの著作権と言えば、期限切れ間近。

これまで期限が切れそうになったのを危惧し、ロビー活動を行って期限を延長する新法案「著作権延長法」を定めるといった動きが見られましたが、今後どうするのか気になるところですね。

因みに、仮に著作権が切れても商標登録されているため、商用目的で使用することはできません。

関連記事

ページ上部へ戻る