【tdr0486】「空飛ぶダンボ」は「ピンク象のパレード」になる予定だった?

1941年に公開された長編アニメーション作品「ダンボ」を基に、東京ディズニーランド開園に合わせてファンタジーランドに同時オープンしたアトラクション「空飛ぶダンボ」

反時計回りする16台のダンボ型ライドに乗り、レバー操作で高度を上げ下げしながら空中旋回するアトラクションです。

自分の好きなように高度を変えられることで、子どもが大はしゃぎする可愛らしいアトラクションですが、企画当初は今とは少し違うものになる予定でした。

現在はダンボ型ライドが宙を回転していますが、企画時は「ピンク色の象」型ライドのアトラクション「10 Pink Elephants On Parade」として考えられていたのです。

「ダンボ」の物語中盤、ダンボはサーカス団員の零した酒の混ざった水を飲み、酔っぱらってしまいます。

そして、酔っぱらったダンボが見たのは「ピンク色の象」の幻覚。

瞳のない、真黒な目をした2足歩行のピンク色の象が、ブラスバンドのように鼻を管楽器に見立てて大行進する異様な光景を目撃するのです。

姿を変えたり、踊ったりする何でもありのピンク色の象。

そのあまりにもシュールな光景と見た目の不気味さから、トラウマを抱える子供たちが多かったシーンです。

その「ピンク色の象」をアトラクションに採用しようとしたのですが、これを止めたのがウォルト・ディズニーでした。

上記で述べたように、「アルコールによる幻覚」である「不気味な姿」の「ピンク色の象」をファンタジーランドのアトラクションにするなんて、ウォルトにとっては考えられなかったのです。

子供向けのアトラクションには不適切ですし、何より子供が怖がって乗りたがらないことも考えられますからね。このウォルトの反対があったからこそ、カラーリングをダンボに変更した可愛らしいアトラクションが生まれたわけです。

もし、ピンク色のままだったら、いったいどんな反応になったのでしょうか?

少し気になりますね。

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