【tdr0447】ジャングルクルーズには本物の動物を使おうとしていた!?
2014年1月6日より一時運休し、同年9月8日にリニューアルオープンした「ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション」
以前の「ジャングルクルーズ」はアマゾン川、ナイル川、イラワジ川で構成された全長700メートル弱のコースに、約160体のオーディオ・アニマトロニクスで作られた動物が配置されたアトラクションでしたが、リニューアルにより、イルミネーションやスペシャルエフェクトなどのショー効果がパワーアップ。
アトラクション全体にオリジナル音楽も導入し、夜間のみの「ナイトクルーズ」が加わって、ますます人気のアトラクションとなっています。
さて、そんな「ジャングルクルーズ」ですが、企画当初は今よりもダイナミックなものを想定していました。それというのも、ディズニー創始者であるウォルト・ディズニーが、「本物の動物でやろう」とアイデアを出したからです。
臨場感あふれる本物志向の強いウォルトですから、ジャングルをより本物に近づけたいと思って出したアイデアだったのでしょう。人形やロボットに比べたら、本物の動物の方が迫力ありますし、スケールも大きくなりますよね。
しかし、動物は当然のことながら生き物ですから、人の思うようにはなりません。
「この位置から動かないでね」と言っても言うことを聞くわけはありませんから、ゲストにそっぽを向いて寝たり、隅に隠れてしまったりする可能性があります。
毎回同じ場所にいさせることはできませんから、「私は動物を見られなかった」なんてゲストが出てくることも考えられますし、動物の飼育だって簡単ではありません。
アトラクションに乗ったゲストが平等に満足するには、限界までリアルに近づけた動物のオーディオ・アニマトロニクスを配置する、というのが一番だったわけです。
いくら本物志向といっても、こればっかりは仕方ありませんね。