【tdr0217】Qラインに隠されたストレス軽減の工夫とは?

一日に7~8万人のゲストが訪れる東京ディズニーリゾート。

平日でも天気が悪くても関係なし。日本全国から老若男女問わず、それだけの数のゲストが入園する日本屈指のテーマパークです。

そんな人気のテーマパークだからこそ、アトラクションの待ち時間1時間以上はもはや当たり前の光景で、ゴールデンウィーク中などの長期休暇ともなると1日10万人のゲストが来場し、待ち時間が4~5時間になるということもあります。

実際、2009年4月15日に「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”」において、5時間30分という驚異の待ち時間を記録したことがあるほど。

これもディズニーパークならではのことで、長蛇の列はごく普通の光景とも言えます。

さて、そんな長い時間Qライン(待機列)に並んでいるのは、なかなか大変ですよね。

ましてや、一向に進まず立ちっぱなしともなったら、ストレスが溜まってしまいます。そのストレスを少しでも軽減させるため、東京ディズニーリゾートでは待ち時間を出来るだけ短縮するような対策が講じられており、Qラインにもちょっとした工夫が施されています。

その工夫とはQラインの幅。なんと、どのQラインも幅が1メートルに統一されているのです。

これは大人二人が横に並んだ時のギリギリの幅に相当し、同位置に留まらずに少しずつ前に進むことができるようになっています。この「少しずつ前に進む」というのがストレス軽減のポイントなのです。

実は「人が同位置で動かずに待機していられる限界時間は3分」と言われており、3分以上動けない状況はストレスになります。そのストレスを感じさせないために、Qラインの幅を1メートルに設定しているというわけです。

また、飽き防止としてQラインの途中には、アトラクション「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」における「インディ博士の仕事場」のように、目で見て楽しむことのできる様々な要素が盛り込まれています。

ただ並んでいるだけで普段は気にも留めませんが、Qラインにはゲストのことを考えた工夫が凝らされていたのですね。

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