【tdr0170】東京ディズニーランドの「白雪姫」のアトラクションだけ色々違う?
東京ディズニーランド開園と同時にオープンしたライド型アトラクション「白雪姫と七人のこびと」
鉱山鉄道を走る小人のベッド型ライドに搭乗し、「白雪姫」の物語を「白雪姫の視点」で体験するアトラクションなのですが、どうも恐ろしい作り・雰囲気になっています。
しかも「白雪姫」の物語のラスト「王子とハッピーエンド」までの演出が用意されていないため、物語の途中である「魔女が小人たちの頭上に岩を落とそうとする」シーンで終了。
なんとも中途半端な感じがしますし、アトラクションのタイトルが「白雪姫と七人のこびと」という明るい雰囲気なのに、何故こうなってしまったのでしょうか?
実は、これにはいくつか理由があるのです。
東京ディズニーランドにおけるアトラクション名は「白雪姫と七人のこびと(Snow White’s Adventures)」ですが、それは日本だけで、アナハイムのディズニーランドやマジック・キングダム、ディズニーランド・パリでは全く雰囲気の違うタイトルになっています。
それは「白雪姫の恐ろしい冒険(Snow White’s Scary Adventures)」というタイトル。つまり、元々恐ろしいアトラクションの位置づけなのにも関わらず、「恐ろしい(Scary)」という単語が日本のアトラクションには含まれていなかったわけです。
しかし、皆さんにとって「白雪姫=恐ろしい物語」のイメージはあまりないかと思います。何故、恐ろしいアトラクションの位置づけになったかというと、それは「白雪姫の視点」を体験させる、というコンセプトがあったからです。
白雪姫の身となって考えれば、恐ろしい体験だらけですからね。
また、東京ディズニーランドの場合「お化け屋敷の位置づけ」としてアトラクションが作られたため、「怖さを強調する終わり方になった」のでした。
因みに、アナハイムのディズニーランドやマジック・キングダム、ディズニーランド・パリでは、日本と違い、きちんとしたエンディングが用意されています。
○アナハイムのディズニーランド
「王子と白雪姫はその後幸せに暮らしました」と書かれた巨大絵本が出口にある。
○マジック・キングダム
王子が白雪姫にキスをして救うシーンが再現されている。
○ディズニーランド・パリ
マジック・キングダム同様、王子によって助けられるシーンが再現されている。
こうやって比べてみると意外と違うものですね。
個人的には他ディズニーパークのように「皆が知っている話のオチを用意」した方が、サッパリしていいような気がしますが、いかがでしょうか。