【tdr1729】コロンビア号内の新聞記事から読み解く小ネタ その2

アメリカンウォーターフロントのシンボル「S.S.コロンビア号」

処女航海を目前に控えた船内には、その設定に合わせたプロップスをあちらこちらで見ることが出来ます。

船内にある人気アトラクション「タートル・トーク」のウェイティングエリアには、そんなコロンビア号のことが書かれた新聞記事が貼られており、その緻密な設定をうかがうことが出来ます。

・・・とはいえ、その新聞記事は当然「英字」

英語が堪能でなければ、内容を読み解くのも大変かと思います。

ということで、今回は前回触れた1912年3月20日発行の「ニューヨークグローブ通信」の本文について触れていきます。

Inaugural voyage for the S.S.Columbia!
(S.S.コロンビア号、処女航海へ!)

Well Wishers pack N.Y.Harbor
(元気な希望者は荷物をまとめてニューヨーク港へ)

March20,1912,New York,New York The S.S.Columbia,under construction at the United States Steamship Co.’s New York shipyards for the last three years,embarked today on her maiden voyage,a luxurious 3500 mile crossing to Liverpool,England.

(1912年3月20日、U.Sスチームシップカンパニーの造船所で3年の建設を終えたニューヨークのS.S.コロンビア号が本日、イングランドのリバプールに向けて豪華3,500マイルの処女航海に出発しました)

Luxury on the waves
(贅沢な波の上)

Inside and out,the S.S.columbia is outfitted with only the richest of woods,the most ornate of details.The decks are sleek and stylish,designed to relieve the on board passengers of the stresses and cares of daily life.The interior spaces are richly decorated.The ship’s grand staircase is an architectural wonder.Passengers aboard this “floating palace” stroll her decks while taking in panoramic views of various ports of call. Passengers dining in the S.S.Columbia Dining Room,or celebrate the American spirit while enjoying a libation in the Teddy Roosevelt Lounge.

(内装も外装もコロンビア号は他にないリッチな木材を使用しており、細部は華やか。

デッキは乗客のストレスや日常生活の心配を和らげるために洗練されたスタイリッシュな設計になっており、室内空間は豊かな装飾が施されているほか、船の大階段は驚きの建築となっています。

この“浮遊する宮殿”の乗客は様々な寄港地をパノラマビューで眺めながらデッキを散歩、S.S.コロンビア号のダイニングルームで食事をする乗客は、テディ・ルーズヴェルト・ラウンジでお酒を楽しみながらアメリカンスピリッツを祝いましょう。)

A veritable “City on the sea”
(正真正銘の“海上都市”)

There are ten spacious decks on the S.S.Columbia.
(S.S.コロンビア号には10の広々としたデッキがあります)

Deck A,the location of the ship’s bridge,is for officers only and not guest accessible.
(デッキAは船橋の場所で船員専用のため、乗客はアクセスできません)

Deck B ontains the lifeboat stations,as well as the stylish S.S.Columbia Dining Room,an elegant setting for the ship’s First Class passengers.
(デッキBには救命艇置き場と、ファーストクラスの乗客のためのスタイリッシュでエレガントなダイニングルームがセッティングされています)

Deck C-the Promenade Deck is the location of The Teddy Roosevelt Lounge,a warmly welcoming and richly detailed establishment saluting the life and achievement of the United States.
(デッキC-プロムナードデッキ-にはテディ・ルーズヴェルト・ラウンジがあり、アメリカの生活と成果を称え、温かく歓迎します)

Deck D is where you can find the Columbia’s passengers entrance as well as an entrance to Undersea Observatory.
(デッキDにはコロンビアの入口と海底展望台の入口があります)

Deck E,which is below the waterline,contains the glass window of the Undersea Observatory.
(デッキEは海面下に海底展望台のガラス窓を設置しています)

Deck E2 houses the ship’s storehouses.
(デッキE2には船の倉庫があります)

Decks F and F2 house the boiler and engine rooms.
(デッキFとF2にはボイラーとエンジンルームがあります)

ザッと翻訳してみると、この新聞記事は処女航海を迎えるコロンビア号の宣伝・紹介が書かれていることが解ります。

この新聞の発行元であるニューヨークグローブ通信社とコロンビア号の製造元であるU.Sスチームシップカンパニーの経営者はどちらも「コーネリアス・エンディコット三世」ですから、こうした記事を掲載するのは当然ともいえますね。

長くなりましたがまだ記事の半分・・・ということで、次回はこの続きから触れていきたいと思います。

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