【tdr1702】いまさら聞けない?ザンビーニって何者なのか

東京ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーで度々耳にする「ザンビーニ」という名前。

「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」の経営者・・・というのはツウじゃなくても何となく知っている人は多いかと思いますが、実際何者なのかハッキリは知られていません。

実は彼らはただのおじさんたちではなく、メディテレーニアンハーバーには欠かせない人物なのです。

メディテレーニアンハーバー発展の功労者

元々、メディテレーニアンハーバーは小さな漁村でした。

16世紀初頭、対岸の要塞が国際的な学会に譲渡され、学会のメンバーである名高い船乗りや科学者、技術者に芸術家たちなどが航海技術の発展と海洋探検に励む日々を送っていました。

その話はたちまち世界中に拡散され、小さな漁村には沢山の冒険家や探検家が訪れるようになったのです。

そして、そんな冒険家・探検家に別荘の部屋を提供し始めたのが、漁村の大地主“ザンビーニ家”でした。

彼らは要塞の知識・科学の業績を誇りに思っており、その話を聞きつけて集まった人々のために自分たちの財産を使ってホテル、商店、レストラン、ワイナリーを次々と建設したのです。

これにより、小さな漁村は発展しつづけ、300年以上かけて立派な港町へと成長しました。

ザンビーニ家はワイン・オリーブオイルも作っている

「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」の西側にはザンビーニ家所有のブドウ畑があります。

ココで育ったブドウが美味しいワインとなって提供されている他、世界各国へ輸出されているのです。

ちなみにこのブドウ畑を通る小道には「ヴィア・テッレ・ヴィティ(ブドウ蔓の通り)」という名前が付いています。

港初の商業施設を開いたザンビーニ兄弟

兄弟の名前が入った「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」は、港初の商業施設。

ブドウとオリーブの圧搾所をレストランに改装してオープン以降、ミラコスタ方面へと商業施設が増えていきました。

ザンビーニ兄弟の名前

アメリカンウォーターフロントにある「ニューヨーク・デリ」の壁面やワインラベルでザンビーニ兄弟の肖像画を見ることが出来ますが、どれが誰なのか解らない方も多いかと思います。

順番は上から時計周りで・・・

・真ん中(上)に描かれている白髪の男性が長男プリモ
・右側のおでこが広い口髭の男性が次男アントニオ
・左側の細めの男性が三男エンリコ

となっています。

因みに、彼らの好物は「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」のカウンター上部の壁に書かれており、長男はパスタ、次男はピザ、三男はリゾットが好きだそう。

いかがでしたでしょうか。

あまりスポットライトを浴びませんが、実は凄い貢献者だったザンビーニ兄弟含むザンビーニ一族。

今後物語に展開があるかは解りませんが、彼らの活躍はまだまだ続くのでしょうね。

関連記事

ページ上部へ戻る