【tdr1137】人気ショー「ミスティックリズム」が公演終了になった理由とは

2001年9月4日、東京ディズニーシー開園と同時に、ロストリバーデルタのハンガーステージにて上演され続けてきた「ミスティックリズム」

ジャングルを舞台にロストリバーデルタの精霊や蝶、鳥に扮したダンサーがダンスを披露する中、炎や水などの特殊効果による迫力満点の演出と生バンド演奏に乗せて披露される圧倒的なパフォーマンスは見ごたえ抜群。

ディズニーキャラクターの登場は一切ありませんが、ディズニーをあまり知らない方でも楽しめるディズニーシーを代表するショーだったのですが・・・その公演は2015年4月5日に終了。今はもう見ることができなくなりました。

10年以上に渡り、ディズニーシーを支えてきたのに、何故このタイミングで終了となってしまったのでしょうか?

公演終了の背景について、キャストの労働環境改善を要望する“オリエンタルランド・ユニオン”は次のように語っています。

「オリエンタルランドは、利益を最大化しようと東京ディズニーリゾートの人件費をギリギリまで圧縮しています。このため、パフォーマーが多数登場するようなショーは人件費コストが大きいため閉鎖の対象になっているのです。

これまでも、次々とコスト削減を重ねてきましたが、最近では、『リニューアル』と称してリストラを図っているのです。今回のミスティックリズムの終了も、以前はパフォーマーがもっとたくさん出演していた華々しいショーでしたが、少しずつ人数を減らしてきました。

今では残った出演者に負担を押し付け、ギリギリの人数で回してきたのです。16年度からは、プロジェクションマッピングを駆使した新エンターテインメントが導入されることになるといい、パフォーマーは最小限もしくはゼロになりかねないのです。」

パフォーマーを大勢出演させる「ミスティックリズム」は人件費の削減のために、その公演を終了させられた・・・となれば、何だか悲しい理由ですね。

実際、ユニオンに所属する“元出演者たち”は7~17年間パフォーマーとして派遣契約で出演していたものの、「ショーのリニューアル」を名目に2014年3月に解雇を通告され、「ミスティックリズム」に出演していたパフォーマーも契約を一方的に解約された、とのこと。

夢の国とはいえ、運営問題は夢では済まされませんから、人件費等の問題が出るのも仕方ありませんが・・・あまりこういう“大人の事情”は聞きたくありませんね。

関連記事

ページ上部へ戻る