【tdr0911】ディズニーシー開園当初はディズニーキャラクターがいなかった?
今では東京ディズニーランドと人気を争うほどに成長した東京ディズニーシーですが、その開園当初は思ったよりも良い業績ではありませんでした。
それというのも、開園当初は「大人向けのディズニーパーク」としての色を濃く打ち出そうとしていたからです。
ご存知の通り、東京ディズニーシーではアルコールが解禁されており、パーク内は大人向けの演出が多く取り入れられていますよね。開園当初は、その「大人向け」というイメージを強調し、東京ディズニーランドとの差別化が図られました。
そして、その一環としてショーなどでのディズニーキャラクターの露出を抑えることにしたのですが・・・これが裏目に出てしまったのです。大人といえどもディズニーパークに来ているのだから、ディズニーキャラクターに会いたいというのは当然ですよね。
結果、大人向けのイメージや雰囲気は保ちながらも、ディズニーキャラクターの露出を増やすといった改善を行うことになった東京ディズニーシー。
ディズニーキャラクターが一切登場しなかった「ブロードウェイ・ミュージックシアター」のショー「アンコール!」を2006年7月4日にクローズし、新たにミッキーたちがパフォーマンスを行う「ビッグバンドビート」などといったディズニーキャラクターが活躍するショーを増やし、大人は勿論、子供も一緒に楽しめる空間へと変わっていきました。
ゲストのニーズに合わせて対応する様は流石ディズニー。
この軌道修正が行われていなかったら・・・今頃ディズニーシーは人気のないテーマパークとなっていたかもしれませんね。