【tdr0782】ディズニーリゾートに天然記念物?沖縄から運ばれた珍しい巨木とは
植物が豊かな東京ディズニーリゾート。
100名にも及ぶ植栽担当のキャストが草花や樹木の管理を行い、パーク内を彩っています。
植物好きにはたまらない空間も多く、プラントハンティングとして植物を観察するゲストも少なくありません。
さて、東京ディズニーシーにはプラントハンターから一定の人気を集めているスポットがあります。
そのスポットというのが「ロストリバーデルタ」
ロストリバーデルタと言えば、熱帯雨林をモチーフにしたテーマポート。そのためか、本物のジャングルのように植物が生い茂り、沢山の植物を観察することが出来ます。
中でも、注目していただきたいのが「アコウ」という巨木。
「アコウ」とは、温暖な地方に自生するクワ科イチジク属の半常緑高木で、愛媛や高知、佐賀などでは天然記念物に指定されています。
東日本ではほぼ見ることができないアコウですが、わざわざ沖縄から輸送し、この地に植えられました。
イチジク属のため、その実はイチジクに似た形をしており、5月ごろになると小さな隠頭花序(いんとうかじょ)を枝や幹に付け、多い時には幹にびっしりと実を結びます。
初見でも探しやすい樹木といえますね。
因みに、東京ディズニーランドのトゥーンタウンにある「ミッキーの家とミート・ミッキー」の付近にも2本植えられていますので、見たことがない方は一度プラントハンティングしてみてはいかがでしょうか?