【tdr0254】ディズニーシー・アクアスフィアはもっと大きくなるはずだった?
東京ディズニーシーのメインエントランスにあるシンボルオブジェ「ディズニーシー・アクアスフィア」
水の惑星である地球がモチーフであり、「水(aqua)+球体(sphere)」を組み合わせた造語から名付けられた直径8メートルの地球儀です。北極が上、南極を下にして直立しており、上部から水を流しながら約3分30秒で1回転するようになっています。
さて、そんな巨大シンボルである「ディズニーシー・アクアスフィア」ですが、企画段階では更に大きなものになるよう希望が上がっていました。
その希望の大きさとは、直径50メートル。現在の6倍以上の大きさに相当します。現状の大きさでも十分に圧倒される出来栄えですが、それを遙かに超える大きさともなると言葉を飲んでしまいそうですよね。
当然、こんな無茶な希望は端から通ることはありませんでした。
それにしても、一体誰がそんな希望を唱えたのでしょうか?
実はアメリカのウォルト・ディズニー・カンパニーとライセンス契約し、東京ディズニーリゾートを経営・運営する株式会社オリエンタルランドの2代目会長にして、東京ディズニーランド開園の際、尽力し貢献した故:高橋政知氏、その人だったのです。
会長に就任後、現在の東京ディズニーシー建設の足がけとなる「第二パーク構想」を発表し、東京ディズニーシー及び東京ディズニーリゾート実現を導いた功労者である故:高橋氏。
そんな彼の意見だからこそ聞き入れたいのは山々ですが、流石に無理難題だったのでしょうね。