【tdr0393】遊園地デートはディズニーランドの戦略だった?
1983年の開園当時、東京ディズニーランドは主にファミリーで楽しむことのできるテーマパークとして運営していました。
そのため広告等もファミリー向けのものが多く、グランドオープン時に放送されていたCMでは家族連れの姿が中心に写されています。
テーマパークは家族で行くものというイメージが定着していた時代ですから、当然と言えば当然ですね。
最近ではファミリー層だけでなく、カップル層も増え、大定番デートスポットとして人気ですが、カップル層が増えたのにはオリエンタルランドの戦略が関係していました。
まだ、夕方から遊園地に遊びに行く感覚を持ち合わせている人が少なかった時代、仕事でバリバリ働いたあとの開放的なOFFの時間を楽しむというライフスタイルが流行り始めていました。
そこに目を付けて、「君は五時からシンデレラ」というキャッチコピーのもと、夕方5時から入園できるアフター5チケット「スターライトパスポート」(現在のアフター6パスポートにあたる)を販売しました。(※現在のスターライトパスポートは土日祝日15時から入園というもの)
これが、「アフター5を楽しみたい」、「シンデレラになりたい」という女性の心に響き、夜のデートスポットとして彼氏連れの女性ゲストを増加させたのです。
遊園地にカップルで、夜の遊園地で大人デート・・・これらが普通に感じられるのは、東京ディズニーランドあってこそ、なのかもしれませんね。