【tdr0240】東北大震災時の東京ディズニーリゾートの決断

2011年3月11日14時46分頃、このとき東北地方は大きな災厄に見舞われました。マグニチュード9という、とんでもなく大きな地震「東北地方太平洋沖地震」が発生、多くの犠牲者を生み、瞬く間に日本全土に影響を与えました。

津波、原発事故、地盤沈下、地盤液状化、電力不足、物資不足など、次から次へと問題が起き、パニックになる人も少なくありませんでした。

そんな中、地震の影響は震源からは遠く離れている東京ディズニーリゾートにも及びました。駐車場の一部が液状化し、崩れるという被害のほか、来場していたゲストが身動き取れなくなる、ということも。ただ、パニックにならないよう、キャストの誘導が徹底されていたのは流石でした。

その後、1週間以上の長期休園を決定。

ディズニーパークの施設、設備の点検、安全確認の実施のために休園したのですが、もうひとつ大きな意味がありました。

それは電気。

東京ディズニーリゾートの規模ともなると、必要な電力はケタ違い。ですが、このとき、福島第一原子力発電所が壊滅したことをきっかけに、東日本は電気の供給不足が続いていました。計画停電が行われ、各家庭が節電している中、莫大な電力を使って運営するわけにはいきませんよね。だからこそ、オリエンタルランドは過去に例のない長期休園を決定したのでしょう。

あの地震から数年が経過、いまだ復興の兆しが見られない場所や、解決の見えない問題が山積みですが、少しでも早く解決するよう願うばかりです。

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