【tdr0014】もしかしたら富士の裾野にディズニーランドが出来ていた?
東京ディズニーランドがオープンしたのは1983年。
オープンするまでの交渉は難航。決裂寸前までいくも、当時オリエンタルランド社で交渉担当を担当していた故:高橋政知氏の貢献により、無事浦安へ「ディズニーランド」を誘致するに至りました。
さて、日本にディズニーランドを誘致したオリエンタルランド社でしたが、当時、オリエンタルランド社同様、日本に誘致すべく動いていた別会社がありました。
そして、その別会社が候補地として選んだのが、なんと富士の裾野だったのです。確かに「富士山」と言えば「日本の代名詞」と言ってもいいほど、世界的に認知度の高い山ですし、そのチョイスは少し理解することができます。
ディズニーランドのアトラクションを楽しみつつ、バックに見える富士山を眺めることが出来たら、「日本のディズニーランドにいる!」という実感が沸きそうですよね。・・・しかし、イメージしてみると富士山とディズニーという組み合わせはどうも違うというか、噛み合わない気がしませんか?
本来、ディズニーランドとは「夢の国」でなければなりません。
そこに「日本のディズニーランド」という実感や富士山という背景は必要ないのです。ディズニーランド内から富士山が見えることで現実を感じてしまっては夢の国とは言えませんし、ディズニーの世界観に合いませんからね。
もし、富士の裾野にディズニーランドが完成していたら・・・現在のような成功はなかったのかもしれません。