【tdr1931】「ライオン・キング」スカーの本名は・・・
1994年に公開された、ディズニー・ルネサンス期を彩る名作「ライオン・キング」
動物たちの王国「プライド・ランド」を舞台に、王位継承者で有りながら罪をなすりつけられ国を追放された小さなライオン“シンバ”の成長と冒険を描いた作品です。
さて、本作のヴィランはプライド・ランドの王ムファサの弟である雄ライオン“スカー”。
「スカー(Scar)」の名の通り、左目に大きな傷(Scar)がある、黒く長いたてがみと細い体躯が特徴的なキャラクターです。
見た目通りの名前をもつスカーですが、実はこの名前、本名ではありません。
彼の本当の名前は・・・タカ。
スワヒリ語で「欲望」を意味する名前です。
本名すらヴィランらしい名前ですが、それでも幼少期は兄であるムファサと仲良く過ごしていました。
ムファサが次期王に選ばれ、父の愛情がムファサにばかり注がれるようになってからスカーは疎外感を覚え、ハイエナとつるむようになったのです。
・・・このとき、彼は自らの名前を捨て「スカー」と名乗りだしました。
スカーは父親の愛情に飢え、傷ついたライオンだったわけです。・・・まさに名前の通り。
もし、父親の愛情がスカーにも均等に注がれていたら、彼はひねくれることもなく、兄を殺すこともなく、シンバの良き叔父として生きていたのかも・・・しれませんね。