【tdr0652】「白雪姫」に贈呈されたオスカー像は7人の小人付き

ディズニー初の長編アニメーションにして、世界初長編カラーアニメーションである「白雪姫」

170万ドルの巨費と4年の歳月を投じて制作された大作で、「アニメは子供の番組」と思われていた当時、周囲からは「ディズニーの道楽」と揶揄されたものの、6,100万ドルの収益をあげ、第10回アカデミー賞に作曲賞を受賞しました。

さて、アカデミー賞といえば、副賞として「オスカー像(正式名称:Academy Award of Merit)」が贈呈されるのが決まりです。

そして、「白雪姫」の受賞でウォルトもまた、このオスカー像を贈られたのですが、このとき送られたオスカー像が他のものとは大きく異なるものでした。

通常のオスカー像は24金メッキで覆われた裸体の男性の立像で、その高さは台座を含めて34cm。

しかし、ウォルトに贈られたのは通常よりも高い階段状の台座に立つオスカー像で、その階段には7体の小さなオスカー像が並ぶ特別仕様のものだったのです。

まるで白雪姫と7人の小人のようなオスカー像に贈呈されたウォルトも喜び、「オスカーを手にできて嬉しい」と、その喜びを表現しました。

それにしても、作品にちなんだオスカー像を贈るとは・・・アカデミー賞を主催する「映画芸術科学アカデミー」の方たちの粋な計らいを感じますね。

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