【tdr0619】モンスターズ・インクの「子供の悲鳴」は演技じゃない?
ディズニーとピクサーが共同で制作した長編フルCGアニメーション映画「モンスターズ・インク」
日本では2002年3月2日に公開された、言わずと知れた大ヒット作品ですね。
この物語の舞台は、タイトルにもなっている大企業「モンスターズ・インク」
「人間の子供の部屋へ通じる無数のドア」から社員のモンスターを子供部屋に送り込み、怖がらせて「子供の悲鳴」を回収し、モンスター界のエネルギーに転用するのが「モンスターズ・インク」の業務内容なのですが・・・このときの「悲鳴」、実は声優の演技ではないのです。
本物志向が強いピクサーではリアルな悲鳴を追求するため、声優をあえて起用しませんでした。
声優では「子供の悲鳴」をリアルに表現することができないと判断されたのです。
どうしても、「大人が子供の声を真似ている」ようになってしまいますからね。
そこで、標的になったのが製作スタッフの子供でした。
丁度いい年頃の子供だったのでしょう、スタジオへ連れ出し、半強制的に悲鳴を収録したそうです。
子供にとっては、大人の都合で「悲鳴をだせ」と言われ、いい迷惑だったことでしょう。
いくら制作スタッフの子供とはいえ、そこまでするとは・・・本物を追求する、その強い執着が感じられますね。