【tdr0493】「ブギー・ウギー」の中身は元々虫じゃなかった?
アメリカで1993年10月29日、日本では1994年10月15日に公開された「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」
「シザーハンズ」や「バットマン」の監督でおなじみの「ティム・バートン」が描く、不気味だけど可愛らしい、個性豊かなキャラクターたちが活躍するミュージカルアニメーション映画です。
舞台は恐怖と悪夢の世界「ハロウィン・タウン」
本作の主人公は「ハロウィン・タウン」の人気者「ジャック・スケリントン」
そして敵役は「ハロウィン・タウン」の嫌われ者「ウギー・ブギー」
主人公と敵役のポジションはまるで正反対ですね。
さて、敵役の「ウギー・ブギー」と言えば、ズタ袋をかぶったお化けですが、その中身は数万規模の虫で構成されています。
このため、ズタ袋が縫い目が裂けると、そこから虫が飛び出し、大変なことになってしまうのですが・・・もともと、その中身は虫になる予定ではありませんでした。
当初予定されていたズタ袋の中身は、なんと「フィンケルスタイン博士」だったのです。
本作のヒロイン「サリー」を作った電動車椅子に乗る小柄な博士ですね。束縛が強すぎることから「サリー」には嫌われているものの、作中では善人側で活躍しました。
そんな「フィンケルスタイン博士」が「ウギー・ブギー」の中身に選ばれたのは、単純に意外性を狙って、とのこと。
「善人だと思われていた人物が実は黒幕だった」という展開で驚かせようという考えだったのですが、それではどう演出してもエンディングがイマイチな感じになるため、ボツ案となったのでした。
ボツ案になったとはいえ、中身が博士バージョンの物語も少し気になりますよね。