【tdr0204】大人気シリーズ「トイ・ストーリー」のあるキャラクターに込められた秘密
ピクサー・アニメーション・スタジオの代表作と言えば、やはり「トイ・ストーリー」シリーズですよね。
記念すべき第一作が公開されたのは1995年11月22日(日本では1996年3月23日)。当時は長編フルCGアニメーション作品が初めて劇場公開されたとし、注目を集め、全世界で約3億6200万ドルの興行収入を上げるヒット作品になりました。
それから4年後の1999年11月24日(日本では2000年3月11日)、続編の「トイ・ストーリー2」が公開され、全世界で約4億8500万ドルという前作を超える興行収入を記録。
そして、約10年の月日を経てシリーズ完結作「トイ・ストーリー3」が2010年6月18日(日本では2010年7月10日)に公開されると、全世界で10億ドルを超える興行収入を記録し、誰もが認める大ヒットシリーズとして幕を下ろしました。
このシリーズがこれほどまでヒットした理由はやはり、登場する玩具たちの存在が大きいでしょう。実際に玩具で遊ぶ子供にとっては、玩具が動き回る世界はまるで夢のように映るでしょうし、玩具遊びを卒業した大人にとっては、当時遊んだ玩具を思い出し、子供時代を懐かしむことができる・・・見る年代は違えど、玩具が人の心を惹きつける、そんな作品だからこそ、万人に愛されているわけです。
さて、個性派揃いの魅力溢れる玩具が数多く登場する中、やはり外せないのが「バズ・ライトイヤー」です。自身を玩具だと思わず、スペースレンジャーとして正義を貫き、我が道をいく姿が印象的でしたね。男性の方は特にヒーロー遊びをした経験があると思いますが、まさに彼はその典型的なポジションといえます。
そんな子供にとってのヒーロー「バズ・ライトイヤー」ですが、彼にはなんと実在するモデルがいたのです。
たくましい体つきに、男らしい顔、正義に純粋な心を持ち備えたキャラクターですから、「モデルも相当たくましい人に違いない」と想像したくなりますが、実際のモデルは「トイ・ストーリー」の監督である「ジョン・ラセター」そのひと。
たくましさは感じませんし、いまいちピンとこない方もいるかもしれません。ですが並べて見ると、目や輪郭、顎の感じなどは「ああ、確かに似ている」と感じることでしょう。
正義を貫き、他の玩具からも慕われる「バズ・ライトイヤー」
作品制作に妥協せずに突き進み、周りのスタッフから信頼された「ジョン・ラセター」。ある種、似たもの同士だからこそ、似せたのかもしれませんね。