【tdr0130】日本語吹き替え版でお馴染みの芸能人とは?
日本でも人気のディズニーアニメ。その日本語吹き替え版の声優には、多くの有名芸能人が起用されてきました。
ピクサー映画で例を挙げれば・・・
○トイ・ストーリー 唐沢寿明(ウッディ)、所ジョージ(バズ・ライトイヤー)
○モンスターズ・インク 石塚英彦(サリー)、田中裕二(マイク)
○ファインディング・ニモ 木梨憲武(マーリン)、室井滋(ドリー)
と、錚々たる顔ぶれ。
また、近年のディズニー映画で例を挙げれば・・・
○塔の上のラプンツェル 中川翔子(ラプンツェル)
○アナと雪の女王 松たか子(エルサ)、神田沙也加(アナ)
と、こちらも有名な方が声を担当していますね。
俳優、女優、芸人、歌手と、声優を担当する芸能人のジャンルは様々ですが、どの方も声優に負けない演技力を披露しています。もちろん、声優の方も多く活躍し、作品を支えています。
特にディズニーアニメに貢献し、活躍した声優といえば「山寺宏一」です。
テレビではタレントや俳優、モノマネなど、多彩な才能を持っていることで知られていますが、もともとはプロの声優。一人で複数の役を演じることができるから「七色の声を持つ男」と呼ばれ、ディズニーアニメにおいては10役以上を担当したという実績の持ち主。
このため「日本の声優で一番ディズニーキャラクターを演じた声優」とも言われています。
では一体、どのような役を演じてきたのか、軽く例を挙げてみると・・・
【アニメ映画】
○ドナルドダック
○ロジャーラビット
○ビースト(美女と野獣)
○ジーニー(アラジン)
○セバスチャン(リトルマーメイド)
○スティッチ(リロ&スティッチ)
○ムーシュー(ムーラン)
○レック・イット・ラルフ(シュガー・ラッシュ)
【実写映画】
○ジム・エヴァース(ホーンテッドマンション)
○バート(メリーポピンズ)
○アラミス(三銃士)
パッと挙げただけでも、これだけの役をこなしているのだから驚きですね。こういった事情から、ディズニーキャラクターが出演するゲームソフト『キングダム・ハーツ』シリーズでのムービー部分で会話を1人で演じている場面も・・・。
因みに「トイ・ストーリー」の日本語版ウッディ役はもともと山寺宏一が担当するはずでした。
しかし仕事を受け、吹き替え作業がすべて終了した時点で「無名な声優より有名人を使った方が話題になる」という急な判断が下り、公開直前で唐沢寿明が担当になったのです。
当然、山寺にとっては面白くありませんよね。
このため、「だったら知名度を上げてやろう」と、活動の場を増やしたそうです。
結果「シュガー・ラッシュ」では主人公の声を担当、またディズニーに限らず、多方面で活躍している、というわけですね。