【tdr0100】リアルな動きを追い求めたディズニー

1942年8月13日に公開されたディズニーの長編アニメーション映画「バンビ」。本作内で見られるバンビ(子鹿)のリアルな動きは、当時のアニメーション界に激震を起こし、多くの人々を驚かせました。

あまりにもリアルな動きをすることから、後世の現代においても評価されているディズニーきっての名作ともなった「バンビ」ですが、何故、ここまでリアルな動きを描くことが出来たのか、あまり知られていません。

ウォルトは一体、どのようにしてリアルな動きを再現したのでしょうか。

まず、アメリカ合衆国カリフォルニア州バーバンクにある「ウォルト・ディズニー・スタジオ」の敷地内で鹿を放し飼いにしました。そうして、敷地内を走り回る鹿を観察し、どういった走り方をするのか、ジャンプはどのようにするのか、と細かな動きを研究していきました。

更に、解剖学を極めた画家「リコ・ルブラン」に講義を頼み、鹿の骨格についても熱心に学んでいきました。これにより、骨格の可動範囲、骨格の自然な動きについても、しっかりと描こうとしたのです。

そうして研究を尽くし、製作にかけた期間はなんと6年。つまり、1936年から1942年にかけて、バンビに力を注いだのです。丁度、このころは第二次世界大戦(1939~1945年)の最中。周囲は戦争一色であったはずなのに、ウォルトは気にも留めず、ただただ、子鹿の動きをリアルなものにしていくために妥協せず、様々な角度から鹿の研究をしていたのです。

戦争であろうと何であろうと、ウォルトのアニメ制作にかける思いは変わらない、ということでしょう。だからこそ、バンビは無事に完成し、追い求めていた動きを描くことが出来たと言えます。そこまでしたのだから、かの手塚治虫が「バンビを100回以上観た」というのも頷けますよね。

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