【tdr0079】三匹の子ぶたのお父さんが悲惨な目に?

シリー・シンフォニーシリーズ第36作として1933年5月27日に公開された短編アニメーション映画「三匹の子ぶた」。同タイトルである言わずと知れた伝統的な童話を原作とし、1934年度のアカデミー賞短編アニメーション部門を受賞しました。

さて、この「三匹の子ぶた」に登場する子ぶたは原作に比べたらかなり陽気。フルートを吹きながら「わらの家」を建てる「ファイファー・ピッグ」とヴァイオリンを奏でながら「木の枝の家」を建てる「フィドラー・ピッグ」、そんな兄二人とは違い、まじめに「レンガの家」を建てる「プラクティカル・ピッグ」の三匹が主人公。

そして遊んでばかりの兄二人のもとに狼「ビッグ・バッド・ウルフ」が現れ、二人の家を壊されてしまいます。最後に三男プラティカルの家に逃げ込み、三男の演奏するピアノに合わせて」「狼なんて怖くない」と歌うのですが、このシーンに映る父親の肖像画が悲惨なことになっているのです。

「FOTHER」と書かれたプレートの上に掲げられているのは、なんと「ソーセージの絵」。悲惨なことに、三匹の父親はソーセージにされてしまっていたのです。

いくら父親の最後がソーセージだったとはいえ、それを飾るなんて、三男のブラックジョークには驚きです。せめて、生前の肖像画を飾ってほしいとは思いますが、もしかしたら生前の姿を知らないだけかもしれませんね。

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