【tdr1128】ディズニーの名曲に救われた奇跡の物語

世界中の人々に夢と希望を与えるディズニー作品。

その一つとして知られる「ピノキオ」には「星に願いを」をはじめとした名曲があります。

今回は、その名曲の中の一つが起こした奇跡の話をご紹介いたします。

・・・・

2013年10月、イギリスに住む64歳の男性バリー・トッド(Barry Todd)さんは背中に強い痛みを訴え、救急車で病院に搬送されました。

その原因は大動脈瘤の破裂で、命を何とかとりとめたのですが・・・バリーさんは意識不明の状態となりました。

意識不明の状態が続く中、バリーさんの妻キャロルさんは、音楽学校を卒業後、音楽関係の仕事に就いた夫の意識を取り戻させるため、毎日音楽を聞かせ続けたそうです。

大好きな音楽を聴いていれば、いずれきっと意識を取り戻す・・・そう信じて音楽を流し、時には歌いました。

そして、昏睡状態になってから10日後、遂に奇跡が起きました。

なんとディズニー映画「ピノキオ」の挿入歌を流したとたん、バリーさんが曲に合わせて口笛を吹きだし、意識を取り戻したのです。

その曲名は・・・「Give a little Whistle(邦題:困ったときには口笛を)」

ジミニー・クリケットがピノキオに、困ったら口笛を吹いて呼べと教えた歌です。

When you get in trouble and you don’t know right from wrong,
give a little whistle!
Give a little whistle!
When you meet temptation and the urge is very strong,
give a little whistle!
Give a little whistle!
Not just a little squeak,
pucker up and blow.
And if your whistle’s weak, yell “Juminy Cricket!”

Take the straight and narrow path
and if you start to slide,
give a little whistle!
Give a little whistle!
And always let your conscience be your guide
(原曲歌詞)

困ったときにはお呼びなさい、口笛吹いて 口笛吹いて
泣きたいときや悲しいときは 口笛吹いて 口笛吹いて
誘惑なんかに負けないで行こう
私を呼んで さあ 「クリケット」って
私はいつでも君のそばに 口笛吹いて 口笛吹いて
いつも胸張って行こう
(和訳歌詞)

困ったとき、泣きたいとき、悲しいときは口笛を吹いてクリケットを呼んで、誘惑に負けず胸を張って行こう・・・

この歌詞のとおり、口笛を吹いて誘惑(死)を振りほどいたバリーさん。意識を取り戻した後は順調に回復し、元気に過ごしているとのことです。

まるで、ジミニー・クリケットがバリーさんを死の淵から救い出したかのような話ですね。

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