【tdr0557】ドナルドダックが記憶喪失?デイジーと破局危機に直面したことがある
騒がしくも憎めない「ドナルドダック」と大人っぽい色気のある「デイジーダック」はディズニーカップルの中でミッキー、ミニーに次いで有名なカップルですよね。
喧嘩は絶えないものの、仲直りも早く、いつまでも仲良しなイメージがある二人ですが、過去に破局寸前に至ったことがあります。
その物語が描かれたのは1947年7月11日に公開された短編アニメーション「ドナルドのジレンマ」
この作品内でドナルドは記憶を失い、デイジーのことを忘れてしまうのです。
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ある日、デイジーはドナルドと一緒に公園でデートを楽しんでいました。
そんなとき高層ビルの99階の窓から黄色い花が植えてある鉢植えが落下。ドナルドの頭に直撃してしまうのです。
デイジーの介抱により、無事意識が戻ったのですが、ドナルドの様子が豹変。
立ち上がったドナルドは身なりを整えおじぎすると、突然、ドナルドとは思えぬ美声で歌い始めたのです。
その歌声にデイジーも聞き惚れ、歌い終わったところで握手しに近づいたのですが、ドナルドは氷のような眼差しをデイジーに向けたあと、有名プロダクションに連れられてしまいました。
なんと彼は鉢植えの衝撃で美声と引き換えに記憶を失ってしまったのでした。
レコードを出し、新聞にも載るほどのスターになったドナルドダック。
一方でデイジーは悲しみに暮れ、食事も喉を通らないほどに落ち込んでいました。
なんとかドナルドに会おうと試行錯誤するも上手くいかず、ようやく会えても相手は思い出してくれないどころか、10セント硬貨を投げられる始末。
悩みに悩んで、このことを精神科医に相談したデイジーは、「このままスーパースターにしておくか、自分一人のものにするか」という精神科医の問いに、「自分だけのもの」と即答し、精神科医のアドバイスに従ってステージで歌うドナルドの頭に鉢植えを落下させました。
これにより、記憶も声も元通りになったドナルドは観客からのブーイングを受けたものの、デイジーと無事再会を果たしました。
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頭に衝撃を受けて記憶を失う、というのは解りますが、美声を手に入れるなんて不思議ですね。
もし、デイジーがドナルドを諦めていたら・・・ドナルドは美声のまま・・・だったのかもしれません。