【tdr0522】カストーディアルは不人気職だった
真っ白い制服で、右手にトイブルーム、左手にダストパンを持つ清掃のスペシャリスト「カストーディアル」
15分という短い時間でスピーディーに清掃をこなし、綺麗な状態に維持する東京ディズニーリゾートの「縁の下の力持ち」です。
また、清掃がメインとはいえ、カストーディアルもキャスト(出演者)の一人。ゲストを楽しませるパフォーマンスを持っていますし、東京ディズニーシーには特別なパフォーマンスをする「ファンカストーディアル」だっています。
様々な場面で清掃しながらもゲストと触れ合えることから、今となっては人気職になった「カストーディアル」ですが、かつては東京ディズニーリゾートで一番の不人気職でした。
理由は「清掃員」というイメージの悪さ。
東京ディズニーリゾートに限らず、清掃員は「汚い場所や臭い場所の清掃をする」という暗いイメージが付きまといがちです。人が汚したものを綺麗にする立派な仕事ではありますが、どの業種でも敬遠されてきました。
このため、東京ディズニーリゾートでも「カストーディアル=清掃=マイナスイメージ」から不人気職だったのです。
しかし、清掃しながらも表舞台でパフォーマンスをする姿に、マイナスイメージは払拭され、徐々に人気が高まっていきました。
カストーディアルは清掃員ではなく、キャストと同じ、パフォーマーの一人。そう認識されたからこそ、今の人気があるのです。